ベイスターズから3選手がゴールデングラブ賞受賞!1998年以来の快挙!
- 2023.11.10
- ゴールデングラブ賞
- #UZR, #ゴールデングラブ賞, #宮崎敏郎, #東克樹, #桑原将志, #横浜DeNAベイスターズ
三井ゴールデングラブ賞の受賞者が発表されました。
ベイスターズからは、東投手(初受賞)、桑原選手(6年ぶり2回目)、宮﨑選手(5年ぶり2回目)の3選手が受賞しました。
東投手、桑原選手、宮﨑選手、ゴールデングラブ賞受賞おめでとうございます!
東投手は、球団史上初となる投手でのゴールデングラブ賞受賞だそうです。
そして、3選手の同時受賞は、1998年の5選手同時受賞以来の快挙となりました。
ところで、ゴールデングラブ賞ってどうやって決まるかご存知でしょうか?
そもそもゴールデングラブ賞って何?それっておいしいの?って方はいませんか?
その辺を掘り下げて書いてみたいと思います。
よろしくお付き合いください。
ゴールデングラブ賞とは?
ゴールデングラブ賞は、プロ野球において守備に優れた選手に贈られる賞です。
各ポジションごとに1名ずつ受賞者が選ばれます。
外野手は、ライト、センター、レフト関係なく3選手が選ばれます。
例えば、センター3人が選ばれても問題ないということです。
過去には、10選手が選ばれたり、該当者がいなかった年もあったようです。
ゴールデングラブ賞は今回で52回目となり、受賞者は11月30日に授賞式が行われます。
大昔はダイヤモンドグラブと呼ばれていましたね。
1986年からゴールデングラブ賞と改称したようです。
ゴールデングラブ賞ってどうやって選ばれるの?
ゴールデングラブ賞は、5年以上のキャリアがあるスポーツ紙のプロ野球担当記者による投票形式で決められます。
最終的には、自分の好みってこともあるのかもしれませんね。
これまでも、偏った投票結果に対してプロ野球ファンから賛否両論があるのも事実です。
みなさんも選挙に行く時って、自分の好みで投票したりしていませんか?
それと同じだと、私は思っています。
ゴールデングラブ賞選出の有資格者
ゴールデングラブ賞は、投手、捕手、一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手、そして外野手3名の全9選手が選ばれます。
ポジション | 有資格者の条件 |
投手 | 規定投球回数達成、またはチーム試合数の1/3以上に登板していること |
捕手 | チーム試合数の1/2以上、同一ポジションで守備についていること |
内野手 | |
外野手 |
シーズンは143試合あるので、ピッチャーが47試合以上登板するのはリリーフだけになります。
先発投手の場合は、規定投球回数を達成していることが条件です。
捕手、内野手、外野手は、それぞれのポジションで72試合以上守備についていることが条件となります。
第52回ゴールデングラブ賞受賞者
ゴールデングラブ賞の受賞はこちらをご覧ください。
(三井ゴールデン・グラブ賞公式HPより)
まあ、大体分かっていたことですが、リーグ優勝した阪神から5選手が選ばれています。
これは優勝したんだから仕方のないことでしょう。
そして、我らのベイスターズからは3選手が選ばれています。
中日の岡林選手が最後の1枠に選ばれたのが興味深かったです。
リーグ2位の広島、4位の巨人、5位のヤクルトからは誰も選ばれていませんね。
この3チームのファンは、きっと何かしら言いたいことがあるでしょう。
守備の指標の1つであるUZRとは?
今回のゴールデングラブ賞の指標になっているかどうかは後で触れますが、セイバーメトリクスにおける守備の指標にUZRというものがあります。
UZR(ユーゼットアール)は、守備でどれだけ失点を防いだかという指標です。
1シーズンで同じポジションの選手と比較します。
UZRが高い選手はプラスで表記され、低い選手はマイナスで表記されます。
同じポジションの選手を相対的に見て、全選手の合計が±0になるように調整されているようです。
UZRの指標が+10の選手もいれば、-10の選手もいるということです。
守備率とUZRの違いって何?
ぶっちゃけ、私もよく知らないので調べてみました(笑)。
守備率は、(守備機会-エラー数)÷守備機会で計算できます。
対してUZRは、1回ごとの守備機会を累積して、守備の良し悪しを足したり引いたりして出した数値です。
一般的には、1000イニングあたりのUZR値を指標にした”UZR1000”を使用しています。
と、調べてはみたものの、どうやって計算しているのかまだ分かりません。
ピッチャーとキャッチャーは、守備機会が少ないという理由から対象外なんだそうです。
さらに詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
https://1point02.jp/op/gnav/column/bs/column.aspx?cid=53002
(参考:DELTA-守備評価に対する基礎的な考え方)
今回のゴールデングラブ賞受賞者の守備率とUZR
今回ゴールデングラブ賞を受賞したセ・リーグの9選手の守備率とUZRを出してみようと思います。
パリーグファンの方はごめんなさい。
ポジション | 選手名 | 得票数 | 守備率 | UZR |
投手 | 東(DeNA) | 126票 | 1.000 | - |
捕手 | 坂本(阪神) | 117票 | .997 | - |
一塁手 | 大山(阪神) | 212票 | .994 | 11.3 |
二塁手 | 中野(阪神) | 110票 | .988 | 3.5 |
三塁手 | 宮﨑(DeNA) | 145票 | .964 | 4.2
(9/16時点) |
遊撃手 | 木浪(阪神) | 157票 | .982 | 0.4 |
外野手 | 近本(阪神) | 287票 | 1.000 | 8.4 |
桑原(DeNA) | 196票 | .989 | 1.9 | |
岡林(中日) | 157票 | .981 | -6.9 |
有効得票数(満票)は300です。
それにしても近本スゲーな
ちなみに、UZRが+15ぐらいだとゴールデングラブ賞クラスなんだそうです。
上の表からすると、誰も+15になっていません。
要するに、UZRはあくまでも参考指標ということなんでしょう。
もう調べるのが疲れたので、そう思うことにします。
結論:ゴールデングラブ賞とUZRは直結しない
現在の守備における指標は、やはりUZRなんでしょう。
しかし、ゴールデングラブ賞とはかけ離れているようです。
確か、2023年のショート部門でUZRトップは中日の龍空選手(+10.0)でした。
そして、我がDeNAの牧選手もUZRは中野選手よりも高かったはずです。
この記事を書いてみたものの、セイバーマニアの方々には失笑もんだと思います。
今回は、ど素人が書いたものとして読んでいただければ幸いです。
次にセイバー関連の記事を書く時までに、もっと勉強しておきます。
それでは、また🖐️
I☆YOKOHAMA
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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