ベイスターズの2024年問題とは?石井コーチの手腕にかかる走り方改革!
- 2023.10.30
- 横浜DeNAベイスターズ
- #2024年問題, #入来祐作, #村川凪, #横浜DeNAベイスターズ, #盗塁王, #石井琢朗, #走り方改革, #関根大気
(本編は、一般的な「2024年問題」とは関係ありません)
本題に入る前に、まずはこのニュースから。
入来祐作コーチが13年ぶりにベイスターズへ復帰
https://www.baystars.co.jp/news/2023/10/1030_04.php
2008年から2010年まで、ベイスターズのバッティングピッチャーや用具係などでお世話になっていました。
その後はソフトバンク、オリックスのコーチに就任し、13年ぶりにベイスターズのファーム投手コーチに就任でございます。
投手コーチとしての手腕を買われての復帰となります。
ベイスターズの若手投手を思う存分鍛えていただけると幸いです。
入来コーチ、お帰りなさい。
さて、ここからが今日の本題です。
ベイスターズの2024年問題とは?
ベイスターズにとって、2024年に限らず長年の問題となっているのが
盗塁数の少なさでございます。
もう何年連続で言ってんだよって感じですよね。
今シーズンにいたっては、リーグ最下位と33盗塁で終わっているのです。
表:2023年のセ・リーグ順位と盗塁数
チーム | 順位 | 盗塁数(順位) |
阪神 | 優勝 | 79(1位) |
広島 | 2位 | 78(2位) |
DeNA | 3位 | 33(6位) |
巨人 | 4位 | 48(4位) |
ヤクルト | 5位 | 62(3位) |
中日 | 6位 | 36(5位) |
必ずしも盗塁数が順位に直結するわけではないですが、優勝した阪神と広島の盗塁数は群を抜いています。
対して、我らのベイスターズは、上位2チームの半分以下です。
石井コーチが走塁の意識を植え付ける
なぜ、今シーズン石井コーチに走塁面を任さなかったのかが疑問でなりません。
去年の秋季キャンプ、今年の春季キャンプでは、西武、巨人で活躍した片岡保幸氏を招いて走塁改革を行ったものの、目に見えるような成果はあげられませんでした。
石井コーチは、今後1年間を通して徹底的に走塁意識を浸透させるとコメントしています。
浸透というより、「洗脳」でもいいくらいだと私は思っています。
春季キャンプでは盗塁失敗の山を築いた
今年の春季キャンプをご覧になった方もいると思いますが、練習試合やオープン戦で、ベイスターズの選手がことごとく盗塁失敗したシーンがあまりにも多かった印象はありませんでしたか?
私も数試合観た限りですが、あまりにも盗塁が決まらないベイスターズに、苦虫を噛み潰したような顔で観ておりました。
(どんな顔かはご想像にお任せします)
盗塁に関しては、ただやみくもに走ればいいというわけでもありません。
この時は春季キャンプ中ということもあり、まだ慌てるような時間じゃないと思っていたのが仇となってしまったのです。
ベイスターズの盗塁数33の内訳は?
今シーズン、ベイスターズが成功させた盗塁数は33です。
その内訳を以下の表にまとめました。
表:ベイスターズの選手別盗塁企画数と成功数
選手名 | 盗塁企画数 | 盗塁成功数 |
関根 | 13 | 11 |
林 | 9 | 7 |
桑原 | 9 | 3 |
京田 | 5 | 3 |
牧 | 4 | 2 |
知野 | 3 | 2 |
梶原 | 2 | 1 |
宮﨑 | 1 | 1 |
大和 | 1 | 1 |
森 | 1 | 1 |
蝦名 | 1 | 1 |
佐野 | 2 | 0 |
ソト | 1 | 0 |
柴田 | 1 | 0 |
神里 | 1 | 0 |
(参考)https://baseballdata.jp/3/cstr.html
今シーズン、プロ初の盗塁を成功させた宮﨑選手の話題はベイスターズの10大ニュースになることでしょう。
ちなみに、今シーズンの盗塁王は阪神の近本選手ですが、盗塁企画数31に対して盗塁成功数は28となっています。
盗塁失敗は、わずかに3つと他を寄せ付けない成功率だったと記しておきます。
チームトップの関根選手は、セ・リーグ6位の盗塁数(11)でした。
数字だけを見れば、関根選手が1番バッターとして君臨していれば、もっと盗塁数は増えたかもしれません。
来シーズン、盗塁数を増やすためにすべきことは?
盗塁数の多さだけで優勝できるわけではありませんが、ベイスターズの課題の1つとして挙げられている以上、改善していかなければなりません。
ベイスターズの盗塁数を増やすためにすべきことは次の3つです。
- 村川選手を支配下登録させて1軍に昇格させる
- とにかく盗塁企画数を増やす
- 1、2番を固定する
村川選手を支配下登録し、1軍に昇格させる
今シーズン、イースタン・リーグ盗塁王の村川選手を早く1軍に呼び寄せましょう。
チーム最多の108試合に出場し、29個の盗塁を成功させた村川選手は他球団にとって脅威の存在となるのは間違いありません。
足のスペシャリストとして、村川選手がふさわしいのは間違いないでしょう。
とにかく盗塁企画数を増やす
そもそも、ベイスターズの盗塁企画数が少ないのも問題の1つだと思います。
チーム最多の関根選手ですら、13回しか盗塁を企画していません。
出塁したらとにかく走る!
それぐらい、他球団にプレッシャーを与え続けることが大事ではないでしょうか。
現時点で、関根選手がその座に近い存在ですが、メキシコでも走って走って走りまくってほしいものです。
1、2番を固定する
これが、今シーズン1番の課題だったといえるでしょう。
優勝した阪神の勝因は、近本選手、中野選手を1、2番に固定できたことが挙げられます。
対するベイスターズは、1番関根選手、2番桑原選手がベストだと思いますが、来シーズンはここにルーキーの度会選手も入ってくるでしょう。
ケガで離脱した梶原選手、森選手も虎視眈々とトップバッターの座を狙っていると思います。
選手の調子やケガによる離脱もありますが、それを省いてでも1、2番は固定するべきです。
来シーズンはベイスターズの機動力が相手への脅威となるか?
はっきり言って、これまでのベイスターズは選手が塁に出ても相手チームにとってあまり脅威に感じていなかったのかもしれません。
盗塁数を増やす前に、まずは出塁率を上げなければなりませんが、上位打線を任せられた選手は出塁率3割5分が最低条件です。
そして、試合終盤にチャンスが巡ってきた時は、村川選手を代走に送るという作戦も増えてきます。
大洋時代はスーパーカートリオと呼ばれていた時期もありました。
現在の走塁コーチは、4度の盗塁王に輝いた石井琢朗コーチです。
ベイスターズは本来、機動力を活かした試合運びができるはずなんです!
来シーズン、ベイスターズの選手がダイヤモンドを引っかき回すシーンが目に浮かんできます。
私の妄想を現実のものにしていただければ、チーム力はもっと上がることでしょう。
まずは走塁面から、そして優勝につなげましょう!
それでは、また🖐️
I☆YOKOHAMA
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