なぜ、東克樹投手は沢村賞に選ばれなかったのか?2003年は2人受賞の例も

なぜ、東克樹投手は沢村賞に選ばれなかったのか?2003年は2人受賞の例も

1年間でもっとも活躍した投手に与えられる

沢村賞

先日、選考委員会(委員長:堀内恒夫氏)が開かれ、2023年の沢村賞投手はオリックスバファローズの山本由伸投手に決まりました。

山本投手は、これで3年連続の受賞です。

3年連続の受賞は、金田正一氏(当時国鉄)以来65年ぶりの快挙となりました。

山本投手、沢村賞受賞おめでとうございます!

 

ただ、ベイスターズファンの私は少々複雑な心境でございます。

なぜなら、今シーズン16勝3敗だった東克樹投手が沢村賞を獲れなかったからです。

 

沢村賞の選考基準7項目

沢村賞の選考基準は、次の7項目となっています。

  • 25登板以上
  • 完投10試合以上
  • 15勝以上
  • 勝率6割以上
  • 200投球回以上
  • 150奪三振以上
  • 防御率2.50以下
  • QS達成率(2018年から)

この基準をふまえて、山本投手と東投手の比較をしてみようと思います。

 

山本投手と東投手の2023年成績

両選手の成績を表にまとめたら分かりやすいですよね。

ということでまとめました。

 

山本由伸 東克樹
登板数 23 24
完投数 2 4
勝利数 16(6敗) 16(3敗)
勝率 .727 .842
投球回数 164 172.1
奪三振数 169 133
防御率 1.21 1.98

選考基準をクリアした項目は赤字にしています。

 

なぜ、この成績で沢村賞が獲れないの?

選考基準も現代のプロ野球にそぐわないと思うのは私だけでしょうか。

QS率を追加したのなら、さらなる改善もできると思いますが。

完投数と投球回数に関して、今後超えてくるピッチャーはほとんどいないでしょう。

 

2003年は2人同時受賞だった

実は、過去に沢村賞の受賞者が2人だった年があるのです。

それは、2003年のことで、ダイエーの斉藤和巳投手と阪神の井川慶投手の2投手が同時受賞しました。

ちなみに、両投手の成績は以下の通りです。

 

斉藤和巳 井川慶
登板数 26 29
完投数 5 8
勝利数 20 20
勝率 .870 .800
投球回数 194 206
奪三振数 160 179
防御率 2.83 2.80

 

この年の選考委員の中には、現在の委員長である堀内氏と委員の平松氏の2人も入っています。

東投手が山本投手を上回った成績もありましたよね。

甲乙つけがたいのであれば、同時受賞で良かったのではないでしょうか?

 

ねえ、どう思います?堀内委員長

 

ということで、日頃の鬱憤を晴らすかのような記事になってしまいました。

次はもっと晴れやかな気持ちで書けるように頑張ります。

 

それでは、また✋

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