ラミレス監督が目指すのはマドンか?三原か?それとも? ~最強打者筒香を3番に置き後半戦に臨む~
- 2017.06.29
- 横浜DeNAベイスターズ
今朝のニュースに衝撃が走りました。
勝利により貢献してもらうために
筒香を3番で使う
今シーズン、ラミレス監督がずっと思い描いていた青写真はこれだったのですね。
8番にピッチャー、9番に倉本を置くことでネットが荒れる時期がありました。
その倉本は、最近5試合で18打数8安打と当たっています。
それも全て『3番筒香』のためであったということです。
ベイスターズの3番といえば、筒香の先輩でもある
鈴木尚典の名前が真っ先に挙がってきますよね。(そうですよね?)
明日、宇都宮で開催される巨人戦で筒香を3番に置いた新オーダーがお披露目になる模様です。
ラミレス監督は「3番筒香」の狙いを明かした。「4番だと、2死で打席が回ってくるケースが結構多い。そうなると、なかなか勝負してもらえない。3番なら、1死で回ってくることが多い。後ろにロペスと宮崎がいれば、筒香との勝負を避けられなくなる」。リーグ2位の47四球。絶好調の筒香が歩かされるのはもったいない。右の強打者2枚を後ろに従えることで、相手が逃げられない状況を作り、打点を荒稼ぎさせるシナリオを描いた。
(日刊スポーツ 6/29より)
菅野、マイコラス、そして山口よ
震えて眠れ
8番に投手を置くという作戦は、現MLB・カブスのジョー・マドン監督が使っていた作戦でした。
昨年「ヤギの呪い」を解いて108年ぶりにワールドシリーズを制覇した名将ですよね。
2015年のセ・パ交流戦で西武の田辺監督もこの作戦を使っていましたね。(ちなみに交流戦の順位は3位でした)
そして、3番に最強打者を置く作戦は、2015年にヤクルトの真中監督が3番バレンティン、4番雄平、5番畠山というオーダーでリーグ優勝した時の作戦です。
そういえば、ラミレス監督と真中監督って元同僚でしたね。
さらに遡れば、1950年代後半に西鉄ライオンズの三原監督が提唱した流線型打線
西鉄黄金時代の監督・三原脩は、三宅大輔などの理論をふまえ、1番に一発もあるバッティングの巧い打者を据え、2番に入っている強打者で一気に得点を挙げ、3番には最強打者、4・5番には確実性も備えた長距離打者を据えて大量得点を奪う、という、それまでの野球界の常識を覆す打線論を提唱した。それがこの流線型打線である。
(流線型打線 -Wikipediaより)
ご存知の通り、三原監督は1960年に6年連続最下位だった大洋ホエールズを就任1年目で日本一にした、今も語り継がれる名監督です。
これを今のベイスターズに当てはめると
1番にバッティングの巧い打者 → 桑原
2番に入っている強打者 → 梶谷
3番には最強打者 → 筒香
4・5番には確実性も備えた長距離打者 → ロペス・宮﨑
そして、6番には得点圏の鬼、戸柱
7番は相手投手に応じて石川、田中浩康
8番に投手を置いて
9番に倉本
あかん、優勝してまう!
現在71試合を終えて34勝35敗2分のベイスターズ
ラミレス監督がシーズン前に掲げた目標はシーズン80勝
残すはあと72試合、目標まで46勝
シーズン折り返し地点から全ベイを震撼させる(予定)ベイスターズの逆襲が始まります。
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