前DeNAの平田真吾投手がパキスタンに活路を見出す!中東の新リーグが発足
- 2023.10.24
- 選手情報
- #カラチ・モナークス, #パキスタン, #ベースボール・ユナイテッド, #平田真吾, #横浜DeNAベイスターズ
横浜DeNAベイスターズを戦力外となった平田真吾投手が、パキスタンの野球チーム「カラチ・モナークス」からドラフト9位で指名されました。
カラチ・モナークスは、中東の新リーグ「ベースボール・ユナイテッド」に参加しているチームです。
23日深夜に突如飛び込んできたこのニュース。
全ベイどころか、全世界の野球関係者に衝撃を与えたのは間違いないでしょう。
私(野球関係者ではない)も、ベースボール・ユナイテッドのことが気になってあまり眠れませんでしたから。
ベースボール・ユナイテッドとは?
ベースボール・ユナイテッドという中東にできた新リーグ。
ベースボール・ユナイテッドが発足したのは、2022年7月のことだそうです。
そして、今年の5月15日にベースボール・ユナイテッドの加盟チームが発表されました。
UAEのドバイを中心に、中東および南アジア諸国を本拠地とした次の4チームで構成されます。
- ムンバイ・コブラズ(インド)
- カラチ・モナークス(パキスタン)
- アブダビ・ファルコンズ(UAE)
- ドバイ・ウルブズ(UAE)
初年度は上記4チームで開催されるようですが、今後参加チーム数は増えていくようです。
私は平田投手のニュースが出るまで、この新リーグに関してはついぞ知りませんでした。
中東のプロスポーツが熱を帯びている
中東のプロスポーツといえば、みなさんが思い浮かぶのはサッカーではないでしょうか。
2022年のサッカーW杯がカタールで開催されたのは記憶に新しいと思います。
そして、AFCチャンピオンズリーグの常連、アル・ヒラルにブラジルのスーパースター、ネイマール選手が加入しました。
さらに、サウジ・プロフェッショナルのアル・ナスルにはC.ロナウド選手が、前神戸のイニエスタ選手がUAEプロリーグのエミレーツ・クラブに移籍するなど、サッカーの名だたるスター選手が中東のリーグにいるのです。
世界中のサッカーファンが、今後中東のサッカーリーグに注目するのは間違いないでしょう。
中東のプロスポーツ産業は、飛躍的な成長を遂げていると言えますね。
話がサッカーに伸びそうなので、この辺にしておきましょう。
チーム紹介および主なドラフト指名選手
さて、ベースボール・ユナイテッドに参加する4チームの紹介および主なドラフト指名選手を挙げていきます。
ムンバイ・コブラズ(インド)
ムンバイ・コブラズは、インドのムンバイを本拠地としたインド初のプロ野球チームです。
監督は、元メジャーリーガーのクリス・セイボー氏が務めます。
主なドラフト指名選手には、錚々たるメンバーが揃いました。
- アンドレルトン・シモンズ選手(前カブス・WBCオランダ代表)
- ロビー・ロス選手(元レンジャーズ、レッドソックスなど)
- ブランドン・レアード選手(日本ハム、ロッテで8年間NPBに所属)
ドラフト全体での指名1位は、インド系初のドラフト指名選手だったカラン・パテル選手が指名されました。
ゴールデングラブ賞を4度獲得したシモンズ選手、MLB通算46ホールドを記録したロス選手、そして日本のプロ野球ではスシパフォーマンスでおなじみのレアード選手が指名されています。
カラチ・モナークス(パキスタン)
カラチ・モナークスは、パキスタンのカラチを本拠地としたベースボール・ユナイテッド加盟チームです。
監督は、元メジャーリーガーのミゲル・テハダ氏が就任します。
ムンバイ・コブラズとは、今後ライバル関係になる可能性が高いでしょう。
というのも、インドとパキスタンの両国はクリケットにおけるライバルであり、今後コブラズとモナークスの対戦も何かしらの因縁が生まれるかもしれません。
そして、モナークスから指名されたのが平田真吾選手なのです。
平田選手の他にも、メジャーやNPBで活躍した選手が指名されています。
- バートロ・コローン(MLB通算247勝のレジェンド)
- スティーブン・モヤ(中日・オリックスなどでプレー)
- デビット・ハフ(2018年から2年間ヤクルトでプレー)
- ジェフリー・マルテ(2019年から3年間阪神でプレー)
平田選手が過去に対戦した選手もいるようですが、入団した暁にはチームメイトになるのです。
アブダビ・ファルコンズ(UAE)
アブダビ・ファルコンズは、UAEのアブダビを本拠地としたチームです。
監督には、元メジャーリーガーのデニス・クック氏が就任します。
ファルコンズの主なドラフト指名選手は次の通りです。
- パブロ・サンドバル選手(2012年ワールドシリーズMVP)
- アレハンドロ・デアザ選手(MLB通算669安打)
- ルスネイ・カスティーヨ選手(2021年に楽天でプレー)
- ミッチ・ライブリー選手(2015年に日本ハムでプレー)
- 福永春吾選手(阪神に在籍後は台湾などでもプレー)
今回のドラフト指名選手は、平田選手と福永選手2名の日本人選手が指名されました。
ファルコンズにサンドバル選手が加入するとなると、全米がざわつくかもしれませんね。
ドバイ・ウルブズ(UAE)
ドバイ・ウルブズは、UAEのドバイを本拠地としたベースボール・ユナイテッド加盟チームです。
監督には、ジョン・マクラーレン氏が就任します。
主なドラフト指名選手は、次の通りです。
- ディディ・グレゴリウス選手(MLB通算999安打、WBCオランダ代表)
- ロビンソン・カノ選手(MLB通算2,639安打・335本塁打、2013年WBC最優秀選手)
- コートニー・ホーキンス選手(2023年ソフトバンクでプレー)
- ウィリン・ロサリオ選手(2018年に阪神でプレー)
- ドヴィダス・ネヴェラウスカス選手(リトアニア史上初のMLB・NPB選手、2021年に広島でプレー)
- ブライアン・シュリッター選手(2017年に西武でプレー)
- ヘルナン・ペレス選手(MLBや韓国でプレー、WBCベネズエラ代表)
グレゴリウス選手とカノ選手は、私でも分かるスーパースターですね。
NPBでプレーした選手も、そういやいたなぁぐらいには思い出しました。
平田真吾選手について
今や時の人となった平田真吾選手について、簡単に経歴を紹介しておきましょう。
平田選手は、山口県下関市出身の34歳、2013年にドラフト2位で横浜DeNAベイスターズに指名されました。
下関といえば、我がベイスターズの発祥の地でもありますね。
プロ9年間で227試合に登板し、7勝7敗30ホールド1セーブという成績を挙げました。
主にリリーフでの登板でしたが、2018年と2020年に1試合ずつ先発当番もしています。
プロ初勝利は、入団から7年後の2020年のジャイアンツ戦で先発登板した時に挙げました。
2022年には、自身最多の47試合に登板しましたが、かなり厳しい状況での火消し役としての登板が多かったような気がします。
そして、今シーズンは1度も1軍に呼ばれることなく戦力外の宣告を受けたのです。
平田選手はパキスタンで野球をやるのか?
戦力外が宣告された後、トライアウトを受ける姿勢を見せていましたが、ここにきてパキスタンでのプレーという選択肢が増えました。
リーグを発足したばかりで、ましてやパキスタンでプレーするとなると、いろいろと障害もあるのではないでしょうか。
平田選手は、オーストラリアのウインターリーグに参加したことはありましたが、おそらくパキスタンは未知の世界でしょう。
パキスタンはクリケットが盛んな国のようですが、プロ野球選手がクリケットの選手に転身した例はいくつかあります。
かつて、ベイスターズに所属していた木村昇吾選手がその最もたる例です。
平田選手は野球選手としてドラフトに指名されたのですから、せっかく来たチャンスを逃さない手はありません。
おそらく、パキスタンで野球をすることを選択するでしょう。
遠く日本から、ベースボール・ユナイテッドの情報を掴みつつ平田選手を応援します。
がんばれ!平田選手
それでは、また✋
I☆YOKOHAMA
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