現役ドラフトについて分かりやすく説明してみた
- 2022.11.07
- ドラフト会議
- #セレクション会議, #トレード会議, #横浜DeNAベイスターズ, #現役ドラフト

今年12月9日に開催される現役ドラフト
そのルールが決定したということで、いろいろ調べてここに載せてみようと思いました。
現在、MLBではルール・ファイブ・ドラフトが行われていますが、MLBの制度とは少し内容が違うようですね。
そして、皆さんが一番気になっているのが
ベイスターズでは、誰が現役ドラフトのリストに挙がるのか?
ということでしょう。
その辺りをなるべく分かりやすく書いてみようと思います。
分かりにくかったらごめんなさい💦
現役ドラフトとは何ぞや?
そもそも現役ドラフトって何?
それっておいしいの?
という方が大半ではないでしょうか。
ここだけの話ですが、私もその一人です。
現役ドラフトは、別名ブレークスルードラフトとも呼ばれています。
ブレークスルーという言葉は、新型コロナが流行している昨今で耳にするようになりましたね。
「通り抜ける」とか、「障壁を突破する」などの意味があります。
車に乗りながらハンバーガーを注文できるシステムに似ていますが全然違います。
このブレークスルードラフトが正式名称っぽいのですが、今後は現役ドラフトで統一することにします。
(決して文字打つのがめんどくさいわけではありません)
現役ドラフトをざっくりとした解釈で言うと
試合に出られず1軍とファームを行ったり来たりしている選手を他球団に移籍させて活躍の場を与えよう
ということではないかと思います。
まあ、どの球団にも俗に言う1.5軍と呼ばれる選手は何人かいることでしょう。
その選手に対する救済措置という位置づけではないかと解釈しました。
(違っていたらごめんなさい)
現役ドラフト制度のルールについて
各スポーツ紙でも現役ドラフトの概要が決まった途端、一斉に紙面で発表しています。
その概要について分かりやすく書いていきますので、よろしくお付き合いください。
現役ドラフト制度の概要
・開催日は12月9日
・各球団は現役ドラフトが開催される1週間前までに2人以上の選手をリストアップし提出する
・最低でも1人以上は獲得する
・リストや会議の内容は非公開
どの球団も1人以上は他球団へ移籍し、1人以上が新たに加入することになります。
非公開なのはファンとしては残念ですが、リストアップされた選手のことを思えば当然ですよね。
ベイスターズで現役ドラフト制度のリストから除外される選手は?
リストアップされる選手の前に、対象が除外される選手から挙げていこうと思います。
すでに戦力外となった選手は、この対象自体から外します。
11/7現在で去就が決まっていない山﨑投手と嶺井選手は含めることにします。
除外対象 | 該当選手 |
外国人選手 | ソト選手、オースティン選手、エスコバー投手、ガゼルマン投手、ロメロ投手、クリスキー投手、マルセリーノ投手、ディアス投手、スターリン投手 |
複数年契約選手 | 宮﨑選手、桑原選手、三嶋投手、大和選手、伊藤光選手 |
年俸5,000万円以上の選手 | 山﨑投手、佐野選手、今永投手、牧選手、石田投手、柴田選手、濵口投手、大貫投手、砂田投手、大田選手 |
過去にFA権を行使した選手 | 大和選手 |
FA資格選手 | 三嶋投手、山﨑投手、伊藤光選手、嶺井選手、藤田選手、宮﨑選手、大田選手、桑原選手 |
育成選手 | 勝又選手、村川選手、東出選手、大橋選手、加藤投手、マルセリーノ投手、ディアス投手、スターリン投手、 |
前年の年度連盟選手権試合終了の日の翌日以降において、選手契約の譲渡により獲得した選手 | 森原投手 |
シーズン終了後に育成から支配下に切り替えられた選手 | (該当者なし) |
現役ドラフトにリストアップされる選手
新たに決まったルールで、1名のみ年俸5,000万円以上1億円未満の選手を対象にすることができるようになりました。
ある程度の高額年俸選手が現役ドラフトで名前が挙がるということですね。
年俸5,000万円以上1億円未満の選手は次の通りです(赤字で表示した選手は対象外となります)。
大和選手、牧選手、石田投手、柴田選手、濵口投手、大貫投手、砂田投手、大田選手
もし、この中から1人リストアップの可能性があるとしたら、柴田選手と砂田投手あたりではないかと予想します。
年俸5,000万円未満の選手は多すぎるので省略することにしますが、そこはご想像にお任せということで。
現役ドラフトでの選手の指名順は?
選手を指名する順番、ここが新人ドラフトとは違うところです。
新人ドラフトのことは割愛するとして、現役ドラフトの指名順は次のようになります。
各球団がリストアップした選手の中で、他球団に一番多く指名された選手の所属球団が最初に指名することができます。
いきなりややこしいことになっているので、もっと簡単に説明しましょう。
例えば、ベイスターズがリストアップした選手が他の5球団から投票があったとしましょう。
ベイスターズの◯◯選手が一番多く投票された場合、ベイスターズが一番最初に指名できる権利を得ることができます。
ベイスターズの◯◯選手 5票 → 1番最初にファイターズの選手を指名して獲得
ジャイアンツの◯◯選手 4票
バファローズの◯◯選手 3票
ファイターズの◯◯選手 1票 → ベイスターズに自球団の選手を指名・獲得されたので、2番目に指名できる
といった感じです。
ファイターズがジャイアンツの選手を獲得した場合、次に指名できるのはジャイアンツということになります。
これを最後まで繰り返すというのが指名の順番になります。
ということは、他球団が獲得したい選手をリストアップしたチームが有利になるということですね。
でも、実際にその辺のさじ加減はかなり曖昧になってしまうのではないかと個人的には思います。
現役ドラフトは今回が初めての試みではない?
実は現役ドラフトって今回が初めてではないことをご存知でしょうか?
NPB(日本プロ野球機構)では、過去に名称は違えども2度行われた経緯があるのです。
1970年〜1972年トレード会議
1回目は、1970年から1972年にかけてトレード会議(選抜会議)というものが行われていました。
トレード会議は、当時の在籍選手の中から20%にあたる選手をリストアップし、各球団でドラフト会議を行うというものでした。
プロ野球で1チームあたりの在籍選手数は70人と規定されているので、だいたい10人ちょっとの選手がリストアップされることになります。
当時はジャイアンツV9時代の真っ只中であり、戦力の均衡を保つ目的で実行されたということですが、全球団が指名に至ったわけではなかったようです。
普通に考えれば、チームが不要だと判断した選手を放出するだけで、トレードするまでには至らない選手ばかりがリストに挙がるのは当然といったところでしょう。
結果的にこの制度は大失敗に終わったということでした。
この当時を知る人もほとんどいないと思うので、この辺でサラッと流させていただきます。
1990年セレクション会議
1990年にもセレクション会議と名を変えて行われていたとは知りませんでした。
フリーエージェント制度(FA制度)ができる前の代替え案だったようです。
各球団で開幕時の現役選手28人に5人をプラスした1軍要員33人と、入団から3年未満の選手がプロテクトされ、それ以外の選手の中から球団が移籍を希望している選手をリストアップして全球団で会議が行われました。
最終的に40人の選手がリストアップされ、その中から3件のトレードが成立したそうです。
私はこの会議が行われていたことすら知りませんでした。
本来トレードは我々ファンが知らない水面化で行われるものですからね。
だからトレードが発表になった時にみんなびっくりするんでしょう?
で、結局誰がリストに挙がるの?
と言われても、非公開である以上は想像の範囲でしかありません。
ただし、現在のベイスターズではなかなか出場機会に恵まれない選手も確かにいます。
そして、他球団に移籍して花開く選手もきっといます。
私の独断で名を挙げるとしたら…
砂田投手と細川選手ですかね。
砂田投手は1軍の実績は申し分ないのですが、今シーズンに限っては1軍での出番が激減しました。
細川選手はベイスターズ以外のチームで花開くのではないかと思います。
現役ドラフトは成功するのか?
以前に行われたトレード会議やセレクション会議はあまり参考にはならないと思います。
トレード会議は、そのことがあったこと自体知らないので何とも言えませんが大失敗だったのでしょう。
あと一月後に行われる現役ドラフトは、戦力の活性化のためには成功してほしいと思っています。
人気選手をリストアップすればするほど、指名順が上位に上がってきます。
不人気の選手の場合は指名順が下がり、誰も指名していない選手を獲得しなければなりません。
正直な話、育成選手を大量に囲っているチームには不要な制度かもしれませんね。
もしも、推しの選手が他球団に移籍してしまったら…
そのことを考えると、涙で枕を濡らす日々が続くことになるでしょうね。
その結果は、来月に発表されます。
もちろん、当ブログでも書かせてもらいますのでお楽しみに♪
それでは、また✋
I☆YOKOHAMA
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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